今回はハチ駆除事例の紹介です。
以前お付き合いのあった方から連絡がありました。なんでも「石と石の間に巣があって薬を撒いたら大量にハチが出てきた。多分アシナガバチだと思う」とのことでした。
お電話で話を聞いたときは頭の中にはてなマークがたくさん飛びました。「石と石の間って、どこに巣を作ったんだろう」「石の隙間っていう意味だと、どちらかというとスズメバチのケースが多いけどっ本当にアシナガバチなんだろうか」「どのくらいの高さに作ったんだろう」などなど。
とり急ぎ現場を見せていただくということでお約束し急行。現場を見てよくわかりました。
日本庭園というほど立派ではないですが、かなり広い敷地にある石と石の間に確かにアシナガバチの巣がありました。蜂の巣の大きさ的にはさほど大きくはなく、10cmもないくらいでした。石と石が組み合わさって、くぼ地のようになっているところにありました。
ですがハチの姿はなく、見つけられたのは巣の残骸のみでした。きっとお客様がかけられた薬剤が巣を使えなくした結果、ハチもほとんど飛んだ先で薬が効き死滅したのだと思われます。
ただこういうケースは女王バチがしぶとく残っている可能性があるので注意が必要です。巣の撤去は安めに見積もらせていただき、その範囲内のお金で庭の捜索をさせてもらうことに。できそうなところをくまなく探しました。
置いてあるレンガの隙間、納屋や物置小屋の軒下、茂みの中などいろいろ探していると・・・いました。別の木下に作りたての巣。
女王バチの捕獲には失敗してしまったのですが、しっかり薬剤がかかったのでもう戻ってこられないだろうという状況にし、作り立ての巣や通報を受けたところの巣、その他見つかった昔の巣をすべて削ぎ取って作業終了。
お盆時期の作業でしたが、2万円もしない作業内容でした。
のちに聞いたことであるが、あつくなる前の6月ごろに、ハチが出入りしているなと感じていたそうです。室外機のあたりや雨戸を収めるところにも出入りがあったという話で、室外機をのぞき込むとしっかりした巣の残骸がありました。おそらくエアコンをつけ始めたタイミングで、ファンのブレードが巣を壊し、行先のなくなったハチたちが石と石の間に作ったのでしょう。割と小さめの巣だったのでお客様でも対処できるレベルでしたが、状況によっては大量繁殖していてもおかしくない事例でした。
ハチはなぜか戻ってくる習性があるようです。一度巣を作られた家は、毎年のように悩まされる、なんてこともたまに見かけます。もっとも一度きちんと殲滅してしまえばその限りではないのですが、殲滅する前に繁殖されてしまうと厄介ですね。
今回は駆除の事例のお伝えでした。ハチでお困りになられたら、まずお電話いただき相談に乗らせていただければと思います。
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