今日は室内にハチがいる、というケースについて料金のことも含めてお話ししたいと思います。
年間の出動の5%程度ですが「室内にハチがいるので何とかしてほしい」というケースがあります。
このケース、実はスタッフ泣かせのケースです。
なぜスタッフ泣かせなのか。それは「着いた時にはほとんどの場合もういない」ということが多いからです。
そもそもハチはいろいろなところから室内に侵入できます。今まで私が対応したものだと、「キッチンの換気扇のダクト」や「お風呂の換気扇」から侵入したのではないかというものがありました。他にも想像できるのものとして、窓はもちろん、エアコンのダクト、家についている通気口など家と外をつなぐあらゆるものがその通路となりえます。
そして多くの場合、そのハチは「迷い込んでしまっただけ」なのです。ハチにも飛んでくる理由があります。水や食料の確保がその多くの理由となるのですが、家の中にハチの好むものはほとんどないのです。したがって、迷い込んでしまったけれども、何とかして脱出しようとするわけです。
人間側からすれば、ハチが迷い込んだだけで一大事ですから何とかそのハチが生活スペースに入ってこないよう閉じ込めるのですが、入ってこられたなら出られるわけなのでだいたいの場合、閉じ込めることに失敗して(?)私たちが到着したころにはいなくなっている、というわけです。
またどこにいるかわからないということは、お分かりの通り、こちらにとってもリスクです。思わぬところから出てきて刺される危険があるわけです。いくら防護服を着ているとはいえ、探すために手をかけたところにハチがいて・・・などというケースの場合、刺されることがないとは言えません。(そもそも外で活動し、薬剤がついている防護服を室内に持ち込むのもなかなかはばかられますし、室内を靴で移動するわけにもいかないので、多くの場合、足が手薄となります。)よってお値段も、巣を除去するほど高くはなりませんが、それでも1万円ちょっとしてくることがほとんどです。また見つけて駆除するとなると、その駆除料も上乗せされますので、探した料金と合わせて2万近くまでかかってくることもあります。
そして、見つけることができなかった場合は見つけられなかったわけですから、スタッフは居ないと判断するわけですが、お客様からすれば「退治してないのだからいない証明にはならない」わけです。もちろん我々が見逃す可能性もなくはないので、我々が帰った後に「やっぱりいるじゃない!」みたいなことも起こりえますが、そもそもそのハチは私たちが探した後に戻ってきた可能性もあるため、双方が納得した解決になりにくいのです。
とはいえその辺は我々もプロです。今のところ、そういうケースで「やっぱりいるんだけど」とか「刺されたのだけど」というケースは今まで一度もありません。心配であれば戻ってこないような忌避剤を使ったりすることもできますし(それでも100%とは言い切れませんが)お客様の心配度合いと予算に応じて、対応を相談して決めていきます。
皆さんの心配が少しでも和らぐよう、努力させていただきますので、まずはお電話からご相談いただければと思います。
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